箱根の石仏                   目次にもどる  
 
      二十五菩薩(鎌倉時代)
      賽の河原
 
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箱根の元箱根石仏群は国の史跡と重要文化財の二重指定を受けた重要な石仏群で最近石仏とその周辺が整備され観察しやすくなった。
鎌倉時代のものとは思えないほど保存状態がいい立派な石仏ばかりである。箱根観光の折には是非立ち寄ってほしい。

以下石仏を中心とした箱根観光コースを設定して見た。

1.登山鉄道「塔之沢」−−阿弥陀寺(軽いハイキング登り30分)往復
駅ホームに火伏せ観音がある。
阿弥陀寺までは距離は短いが完全な山道で、参道と境内に多数の地蔵ほかがある。
※登山口付近に日帰り温泉で有名な「ひめしゃらの湯とベゴニヤ園」−−湯本から無料送迎バスあり。
2.登山鉄道「小涌谷」−−共同墓地
国道が登山鉄道のガードをくぐってすぐの左の道へ入る。
閻魔、地蔵など石仏群。地名が示すように江戸時代にはこの辺りは噴煙の立ちこめる「地獄」であった。
少し先に道祖神2体。
ここで芦之湯経由元箱根のバスに乗り換える。
 
3.芦之湯バス停−−双子茶屋バス停(30分)
元箱根石仏群
国道一号の左右に次の順序で石仏がある。

(芦之湯バス停)−−(左側)−五輪塔(曾我兄弟墓)−二十五菩薩の一部−(地下道をくぐる)−(右側)二十五菩薩の残り−宝篋印塔(多田満沖墓)−応長地蔵−精進池−ビジターセンター(地獄のパノラマなど)−(地下道をくぐる)−(左側)六道地蔵−(六道地蔵バス停)

自然の岩肌に彫られた二十五菩薩像や応長地蔵は鎌倉時代のものとは思えないほど鮮明な彫りである。不気味なほど静かな精進池も雰囲気にぴったり。
これまで露天だった六道地蔵の覆堂が復元されたのは結構だが、中が暗くなり快晴の日には地蔵像がまるで見えないのは困り者。光ファイバーなど照明の工夫が出来ないものか。

※芦の湯「きのくにや」は由緒ある古い温泉で文筆家の利用が多かった。有名な露天風呂は日帰り利用も可。(Tel 0460-3-6531)
芦の湯すぐ裏の東光庵跡は大磯の鴫立庵と同様に文人のサロンだった静かな場所で石仏や歌碑の類が整理されないまま残っている。

バスまたは徒歩で元箱根へ

4.元箱根湖畔 賽の河原石仏群
観光船発着所隣の赤い大鳥居の下に石仏群がある。(成川美術館前)
相模国風土記、東海道名所図会、ケンペルの「日本記」、歌川貞秀の描いた「東海道箱根山中図」に出てくる賽の河原石仏群。
※すぐ後が成川美術館で P あり。。館内の庭からの芦ノ湖展望は素晴らしい。
※東海道杉並木経由〜箱根関所跡へ徒歩20分くらい
箱根町関所の先、一号線から分かれて更に旧街道が続く。
芦川の分岐点に芦川石仏群がある。
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