大船(鎌倉市)の石仏             目次にもどる
  山崎庚申塚
  山崎天神 宝篋印塔

 
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大船地区に散在する石仏をモノレール〜フラワーセンター中心に訪ねる。
コース案内
大船からモノレールで「湘南深沢」下車、少し大船側に歩いたところで左折し直進すると上町屋天神がある。@
寛文十年の三猿庚申塔(市指定)とこれに並ぶ菅公像。広場には「南無仙元大菩薩」の冨士講碑。

天神前の三叉路を右に300mほど行くと路傍に石仏群がある。A
20cmほどの小型道祖神、双体道祖神、大型石祠など。この地区には路傍の石仏が多い。
天神前三叉路に戻り、道を左に取ると泉光院。B
六地蔵、「かやのき地蔵」、宝篋印塔。墓地入口や境内に古い墓石に混じって、寛文の念仏講碑(如意輪観音)など念仏碑、寒念仏碑が数体あるので注意。

以下住宅街の道が少々分かりにくい。泉光寺前を道なりに進むとやがて風景が開け、モノレールの湘南町屋駅が見えてくるのでこれを目当てに進む。駅の少し手前の木立に庚申塔が2基隠れているので注意。C

湘南町屋駅からモノレールの下をしばらく歩く。吊り下げ型モノレールとの対面通行は珍しい体験だろう。
山崎JR社宅アパートの山崎庚申塚C
山崎交差点で、山崎天神と反対方向に進むと、途中に「江ノ島道しるべ」がある。
交差点から600m進みJR社宅アパートのすぐ手前の山寄り道を進むと大樹の下の高いところに庚申塚があり、人形塚にもなっている。元禄6と元禄13の片手サル庚申塔がある。元禄13はサルの形や青面金剛の持ち物から見て「偽の片手サル」らしい。元禄6は差年以外の石碑面が削り落とされた形跡があり、どんあトラブルがあったのか想像をかき立てる。
山崎交差点に戻り、モノレールから分かれて左の道に入ると左手に山崎天神の鳥居。D 頂上まで階段の山登りになる。
頂上に市指定文化財の応永12年(1405)の四方仏宝篋印塔は意外に小さいが、鎌倉幕府滅亡時の戦死者慰霊塔と考えられており、大変古いものらしい。

天神前を更に進むと三叉路に数基の庚申塔が保存されている。E
山裾道を進む。妙法寺前を通り引込線の踏切を渡って右折すると山崎跨線橋。
跨線橋を渡ると左がフラワーセンター(入場料350円 65歳以上無料 保険証など年齢を証明するものを持参)で式の花が見事。弁当を広げるには最適の場所。金網越しでも沢山の季節の花が覗ける。

フラワーセンター先に見える竜宝寺トンネルを抜けるとすぐ右が竜宝寺G。
山門を入ると別天地のような田園風景が広がる。境内に畑や果樹園があり、一つの農村のよう。境内には玉縄民俗資料館や国の重要文化財石井家などがある。参道左手に庚申群があり、寛文八年の三猿庚申塔が「鎌倉市指定」。ほかに馬頭観音、道祖神、かまくら道道標。

左手の静かな墓地にもよく出来た古い墓石が多い。(森山隆平「相模石仏の詩」でこの墓地の静かな雰囲気を賞賛。)
帰路: フラワーセンターから大船駅までバスもあるが、徒歩でも15分。
中間点の三叉路に玉縄首塚がありF、五輪塔、六地蔵、馬頭観音などが並ぶ。道しるべ地蔵の文字は「ふじさわ道」「なりふく道」。後者は北鎌倉駅手前踏切際の成福寺への道を示す。
大船駅付近の名所:フラワーセンターのほか、西口に大船観音
<追加>
★モノレール西鎌倉駅 経六稲荷の集め庚申
モノレール湘南深沢の一つ先の西鎌倉から龍口明神の方向へ進むと、200m先の経六稲荷境内に集め庚申がある。手広村と津村の境の庚申塚から移設したもの。正徳三年の片手サル青面金剛(ニセ)ほか数基。
 
<追加> 大船駅西口 駅前の道を反対方向にすすむ。(一巡1時間強)
大船駅−岩井口−鹿島神社−笠間十字路−鎌倉道を戻る−今泉不動道しるべ仲宿の石仏群−資生堂資料館見学−鎌倉芸術館−大船駅


鹿島神社

仲宿

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