港南台の石仏            目次に戻る  
四つ切墓地 馬頭観音
  四つ切り墓地
  金井庚申堂
  春日神社「あびらうんけん」
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コース案内
@港南台駅裏手のダイエーから、四つ切墓地へ。墓地の一角に集め庚申があり、粒よりの石仏が揃っている。
  延宝8青面金剛 三猿の彫りが立派。猿のオスメス。右下手は「弓+索」で、一つの手に持ち物二つは珍しい。
  元禄5の阿弥陀座像庚申 三猿の片手で目を隠すポーズに注目。
  寛政7宮ヶ谷村 左ぐみょうじ道 道しるべ青面金剛。
  嘉永5馬頭観音:蓮華の上に「火炎」があり、その上に座る。保存状態がよい。
     墓地の古い墓石にもいいものが多い。
A清水橋交差点を左折して鎌倉街道を進むと、次の金井バス停のそばの庚申堂に、天和2年の変形六手青面金剛がある。
放射状の六手の持ち物は三叉戟、宝棒、輪、索、弓、矢。
古いものにしては保存状態が大変よいのは最初から堂内に安置されていたのであろう。見ザルは片手で目を押さえており、各地で見かける例の片手サル石工の作である。 これと全く同じデザインの延宝9青面金剛が三浦の和田の里でも見つかった。
B清水橋交差点に戻り、鎌倉街道を少し進むと、左側に庚申群と六地蔵がある。元禄13の片手サル青面金剛など。
C横々道路のすぐ手前の歩道橋で反対側に渡ると、春日神社の参道があり、神社前の2カ所に石仏群がある。
アビラウンケン(大日真言)の梵字塔、不動明王、青面金剛、六地蔵など。
春日神社は木彫り彫刻が見事な古社で横浜市指定文化財。30年前の豪雨の山崩れで一度社殿が崩れ落ち、再建されたもの。山崩れ前は小滝があり不動明王がまつられていた。神社前に日野川沿いの旧道が円海山に向かって続いている。ここも「折々の散歩」で紹介された散歩道だが、残念ながらこの先に石仏はない。
Dトヨタの角を左折すると「日野橋」バス停先に光明寺
寺の表に回ると山門の前に数体の石仏が安置されており、付近の風景とよくマッチしている。裏手の墓地入り口観音像の下にも青面金剛王の石碑などが移設されている。
この辺り車の多い鎌倉街道のすぐ隣の裏道だが、田舎の風景が残っており「横浜折々の散歩道」にも紹介されている場所である。
 
さらに鎌倉街道を進むと、地下鉄「港南中央」駅、京急「上大岡」駅があり、別項の「上大岡から弘明寺」コースにつながる。
港南中央駅の少し手前、右側の日野斎場(唱導寺)に六地蔵と並んで寛文の大型地蔵庚申と青面金剛がある。

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