洋光台の石仏          目次に戻る
洋光台駅から峰市民の森まで徒歩20分。途中の庚申群を観察する。円海山を巡るハイキングコースとつなぐことも出来る。
詳細図B
詳細図A
洋行台墓地 延宝8 尖塔
  山の神付近 石仏群
   
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コース案内
 
@こども科学館ドームの先の生協co-opの角を右折すると、150メートル先の横断歩道の脇が共同墓地(洋行台5丁目-15)。
墓地入り口に延宝8の「尖塔型の庚申塔」のほか青面金剛2基、石祠、歌碑があり、隣の敷地には軍茶利明王の小社がある。
延宝8年は庚申に当たる年で多数の庚申塔が各地で作られ、その形式もまちまちである。
(峰市民の森 山の神へのコース)
駅前に戻り、大通りを南に直進する。南公園脇を通って洋光台6丁目の交差点を渡ったところで、風景と道路の様子が一変して山の中の住宅街と変わる。以下道が複雑になるので詳細図Aを参照。
左折してすぐ最初に右から鋭角で入ってくる道を見送り、次の直角の角を南に進む。
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この道は最後には崖で行き止まりになり、階段で谷間のバス道に下るようになっている。
(バス:市営バス10番、磯子駅から(磯子)ゴルフ場前経由で行き。坂下下車)
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バスは谷間の道を、ゴルフ場前−坂本−更新橋−峰(終点)と走っている。
終点の峰は円海山のお灸で有名な護念寺への入り口であり、更に護念寺経由で円海山山頂のアンテナ塔や付近の市民の森につながっている。
更新橋付近には、バス道の両側にまたがって峰市民の森がある。
また更新橋から峰バス停まで小川に沿った散歩道「小川アメニティ」がある。

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バス停坂下で降りて、ゆるい坂を登り直すのが本来のコースで、この道なら分かりやすく、迷う恐れはない。
洋光台からの場合、いったん下ってまた上ってくるのは無駄なので、詳細図Aのように進む。現地の「峰市民の森」案内板もこの図同様でややこしい。
A左手に峰市民の森の一部「山の神」を過ぎてすぐ、「名木タブ」の木陰に十数基の石仏群がある。
開発に伴って村内の石仏を集めたということで古いもの、道しるべのあるものなど変化に富んでおり、ゆっくり観察したい。

1)延宝3の笠付青面金剛: 初期様式の青面金剛で持ち物がまだ確定していない時期のもの。
  六手の持ち物は@下手:索と蛇、A中手:剣と輪、B上手棒状のものは三叉戟らしいが、何故か三叉戟の柄が曲がっており花の  ようにも見える。石工は何か分からないまま彫ったらしい。
2)馬頭観音座像浮き彫り(弘化4)炎髪、額に馬頭。
3)秩父阪東北国巡礼 (明和3) 左坂杉田道
4)回国供養塔(明和9) 六十六部日本回国 左かまくら道
5)馬頭観音 (明治12) 
  (正面)此方横浜道 (右)此方かまくら道 (左)きゅうてん道
6)他に馬頭観音、青面金剛、庚申塔、相馬大明神、地蔵など

Bさらに進むと横浜横須賀道路の走る谷間を大きくまたぐ「峰の橋」に出る。橋のすぐ手前に数体の石碑石仏がある。
この後のハイキングコースは次のように自由に取れる。

(1)橋を渡らず左に進むと、阿弥陀寺と白山神社。阿弥陀寺から高速道路脇の坂を下ると峰バス停。 

(2)「山の神休憩所」まで戻り、市民の森の中の道を下ると更新橋バス停。道路  反対側の市民の森で一休みし、小川アメニティを通って峰バス停。

(3)峰バス停からまっすぐ坂を登ると円海山頂上近くの森に囲まれた「灸の護念寺」。ここから円海山頂上のアンテナまで15分。
  以下市民の森がいくつもつながっている。
  1) 円海山頂上から港南台方面出口へ出るのが近い。
  2) 氷取沢市民の森−バス停市民の森からバスで金沢文庫駅
  3) 瀬上市民の森−みどりケ丘団地よりバスで大船駅

C峰の橋を渡って左の尾根道を6−7分進み、「この先、車行き止まり」という看板の手前で右折して住宅街の広い直線道を下る。
  (詳細図B参照)
2番目の道を左に入ると前方に日の峰第2公園が見える。すぐ右折すると、港南台8丁目-14の個人墓地
墓地右手に3体の石仏がある。塔頂の笠に桃の実を持った猿が1匹寝そべった「南無阿弥陀仏」庚申塔が珍しい。「塔頂のサル」は鎌倉周辺で時々見られるデザイン。
もとの道に戻りそのまま下っていく。山麓を通る環状3号線を越えて更に直進し約1km進む。
D港南台第1中学校前バス停の小道を右折するとすぐ畑の脇に地蔵堂と馬頭観音がある。未確認?
帰路:バス停先の港南台第1中学入口の交差点右折すると洋光台駅左折すると港南台駅
    どちらへ出てもほぼ同じ1km。
    この交差点を直進すると、港南台の四切墓地で、「港南台の石仏」(鎌倉街道)につながる。

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