江ノ島道の石仏               目次にもどる
B枡形牛王庚申塔

G路傍
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藤沢から江の島道  2010/3改
藤沢から江ノ島へは江の電、小田急、バス、大船からモノレールなど各種の交通機関があり歩く機会はほとんどないが、江戸時代の江ノ島道旧道が今でも通じており、古道の雰囲気が残る道沿いには、道しるべや石仏が多い。徒歩で1時間半ほどの道なのでのんびり歩いて見たい。
コース案内
「江の電の駅のあるビル」の左側に伸びる道をどこまでも進む。
商店街を進むと、左側の公園に「石上」の地名の説明板があり、グランドの金網脇に3体の合掌型青面金剛(正徳6、亨保元、宝永6)、道祖神、馬頭観音など8体の石仏が集められている。@
更に進むと、道は次第に住宅街の中の旧道らしい雰囲気の道になり、最後は大きく左にカーブして、バス停「螺子工場前」で大きな車道に出る。
車道を越え境川を渡って旧道が続く。工場の敷地の角(道の左側)に「従是右かまくら道、従是左ふじさわ道」の道しるべ青面金剛(亨保13?)があり、旧道の分岐点のあとである。A
道は一旦境川沿いに出る。小さな「馬喰橋」があり、説明板がある。
「新屋敷橋」で車道を横切り、旧道を進むと片瀬小学校。片瀬小学校からモノレール終点までの1.5kmの間、石仏が沢山見られる場所である。

 B小学校に隣接して泉蔵寺。江ノ島道しるべと枡形牛王庚申塔(富士信仰)
 C密蔵寺の庚申塔と弘法大師座像27体(大正の新四国霊場)
 D左路傍 亨保4の青面金剛と馬頭観音
 E右路傍  江ノ島道しるべと庚申塔(安永)
 F片瀬市民センター前道しるべ
    西行の戻り松碑(裏側が道しるべ)
 G右路傍 寛文の三猿庚申塔(市指定文化財)
 H常立寺(元使塚がある)の祭礼道陸神 

 さらに進むと道の分岐点に「従是江嶋道龍口道」の道しるべがある。

<龍口寺>
龍口寺は日蓮が処刑されそうになった場所で大きな日蓮宗の寺。以前は三猿庚申塔などが倒れたまま放置されていたが、それもなくなっており、石仏はほとんどない。
左隣の小神社(龍口神社)に、青面金剛(邪鬼面−下左手の持ち物?)ほかがある。
<法源寺>
龍口寺の前の道を左に入ると、間もなく左に法源寺へ入る道がある。
寺の裏手に、鎌倉市指定の寛文7年三猿庚申塔その他がある。
 
<江ノ島>
江ノ島内には句碑や記念碑が多いが、石仏や庚申塔は意外に少ない。
鳥居をくぐったらエスカレーターを使わずに正面の階段を上がる。階段途中左側の「お百度詣り」梵字碑、階段上右側の「福石」「江ノ島道しるべ」ほか。
有名な「群猿奉賽庚申塔」(市指定文化財)を見るだけなら、ここから裏参道へ回るのが楽である。(表参道との合流点にある。)
 

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