九品仏の石仏             目次に戻る
浄真寺 寛文12 ショケラ索
浄真寺 延宝8 三猿塔
  医王院
  深沢不動
  宗円寺
  若林 庚申堂
   
コース案内
九品仏から三軒茶屋
田園都市線線の九品仏で下りるとすぐ浄真寺の参道で分かりやすい。@
九品仏とは上品上生から下品下生まで9つのポーズを取った丈六(一丈六尺)の阿弥陀如来(漆像)のことで、境内の三つの堂の中に三体づつ納められている。東京都重要文化財。銀杏の季節がきれいなお寺である。

立派な参道に、延宝8の尖塔型三猿庚申と寛文12年の変形青面金剛(四角いショケラを持つ。)がある。
また境内には三十三観音(千手観音が多い)の石仏があり、元禄3年など青面金剛も2ー3体ある。

路線案内:3つ先の上野毛に五島美術館。広い庭園には多数の石仏や灯篭が集められている。
2つ先のとどろきには都内唯一の渓谷、とどろき渓谷ととどろき不動がある。

浄真寺の境内を捲くように進む。目黒道路を越えたあと左折して河川跡を利用した緑道に入る。三島公園のところで緑道が終わり、駒沢通りに出ると医王寺の前に出る。医王寺境内に延宝8年の変形6手青面金剛ほか石仏が見られる。A
すぐ隣の深沢不動尊の門前に道しるべ地蔵がある。B
不動尊前の駒沢公園通りを進むと、駒沢公園前を通って246号線の高架下に出る。右折して高架の下を進むと駒沢大学前地下鉄駅を過ぎたあと、右側に宗円寺がある。狭い境内だが世田谷区では最古の明暦4年の三猿庚申塔のほか、寛文六と書かれたモダンな表情の聖観音など面白いものがいくつか見られる。C
すぐ左折して環状七号線に入る。若林交差点付近に庚申堂(三軒茶屋2ー56)がある。交差点左の二本目の路地にあり、銭湯の煙突が目印になる。境内には三面の馬頭観音座像、堂内には延宝八年の変形六手青面金剛ほかがある。D
帰路は、若林交差点から三軒茶屋まで800mほど。三軒茶屋地下鉄入り口に立派な大山道道しるべがある。

付近案内:
若林駅(世田谷線)の裏手の河川跡を利用した遊歩道を進むと吉田松陰を祭った松蔭神社、更に進むと井伊直弼の墓がある豪徳寺がある。

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