横須賀の石仏 長井     横須賀目次へ戻る
長井の庚申

三浦半島の景勝地「荒崎海岸」の入口に当たる長井には多数の庚申塔が残っている。
とくに不断寺の30数基の庚申塔は壮観であり、観光のついでに立ち寄りたい。

(1)第六天神社(横須賀市 長井 井尻) バス停「井尻」

海寄りの新道と平行して、山裾沿いに旧道が走っている。
旧道より更に山寄りに第六天神社があり十数基の庚申塔が集められている。
○寛文三年三猿庚申塔 
○寛文八年三猿庚申塔

その他は比較的新しいが大型の豪快な剣人型青面金剛が多い。

(2)不断寺(横須賀市 長井) バス停「不断寺」

旧道と新道が合流する地点で、「不断寺」バス停がある。
寺の外周に沿って石仏が配置され、庚申塔はすべて最外周にある。
30数基の庚申塔を丁寧に鑑賞するには1時間はかかるから、途中下車してバスを一台遅らせる価値は十分ある。

延宝八年変形六手青面金剛 持ち物は三叉戟、輪、弓、矢だが、中二手は合掌で はないのに何も持っておらず、中途半端な手付きである。
元禄二年変形六手合掌の青面金剛、輪、数珠、弓、矢
線刻のサルを持った庚申塔文字塔
「青面庚申」文字塔
「南無阿弥陀仏」三猿塔

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