横須賀の石仏 追浜      横須賀目次へ戻る
追浜駅
駅から16号線沿いに南へ300mの良心寺
寛文12の変形6手青面金剛は、葉山、逗子の寛文11青面金剛、藤沢庚申堂の寛文13と同じ系統に属するもの(踏まれている邪鬼が顔だけ−−邪鬼面の青面金剛)で、保存状態が非常に良いため、他の青面金剛の姿持ち物の参考になる。

「バンドの代わりに腰の回りに巻き付く2匹の大蛇」や青面金剛の表情がはっきり残っている。

★逗子と葉山の寛文11の青面金剛は下手に何か「複雑な形のもの」を下げているが、磨滅が進んでいるため判定できなかった。良心寺の寛文12との対比で、「弓と2匹の大蛇が交錯したもの」であることが分かった。
 
寺前を更に進むみ線路沿いの道が山の方がそれた先に「首切観音」の岩屋があり石碑などが祭られている。物語がありそうな名前だが、いわれが全く分からないらしい。

駅に戻り、そのまま北に300m進むと雷神社の先に大きな石仏堂があり、昔この辺りを通っていた「浦賀道」沿いの地蔵などが20体ほどが集められている。

駅前に戻り、今度は東に広い車道を進む。1km先の日産自動車前を右折するとトンネルの手前に正禅院がある。
万治2年の古い三猿二鶏塔があり、塔の上方に三猿が配置されている構図が珍しい。
他に六地蔵とその両側に寛文の阿弥陀像と観音像。
もとの車道に戻り、野球場のある公園脇の木陰道を行くと、1kmほどで金沢八景の夕照橋に出る。
●金沢八景には、野島の染王寺やなど石仏鑑賞場所が多い。(「金沢の石仏」参照)
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