江漢/広重東海道五十三次 入門             CD総目次へ
発端と経過
世界的な名作「広重東海道五十三次」(保永堂版)のモデルとされる司馬江漢東海道画帖」が発見された。
あらゆる角度から見て@広重図のモデルであること A江漢の真筆であることは間違いない。
これまでの広重研究/江漢研究を根底から覆す美術界の大事件である。
   ★これまで広重東海道五十三次について書かれた膨大な出版物や研究は初めから終わりまですべて間違いだったのである。
  
  広重「由井」                        江漢「由井」               現地写真
 
  
對中如雲著「広重東海道五十三次の秘密」1996祥伝社    活発な議論が行われた「芸術倶楽部」誌    広重五十三次には昔から多くのナゾがあった。
 
   1997/1 TV放映「天才広重は何を見た!!」       2009/11 TV放映「東海道五十三次は盗作だった!?」
美術界の反応  
発見当初は、美術雑誌やTV番組で賛否両論の活発な議論が行われたが、「江漢図は広重図の単純コピーではなく本物らしい」という証拠が集まり始めた頃から、「黙殺」という方針が出た模様で、美術界のタブーとなり、その後誰も一切発言しなくなった。
★学問の世界では「黙秘権」は通用しない。何一つ反論できなくなった方が負けである。
これまでの定説では、広重が東海道を旅してこのシリーズを描いたとされていた。しかしその後の発見/研究で、広重が京都には行っていないことは美術界も認めざるを得なくなっている。
ところが「広重東海道五十三次には、
現地を見ないと描けない正確な風景が何枚も含まれている。
「旅をしていない広重が見たことのない風景をどうして正確に描けたのか?」という最も単純な疑問にさえ、現在の美術界は答えられないのである。

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