戸塚のまとめ            まとめ    目次                 
再刻版の謎(1)
4枚の図を比較する。 比較のポイントは@茶屋の板壁、A二股の木、B川岸の藪
  ●広重初版は江漢図そっくり。   ●広重再刻版は大正の写真そっくり。
初版と再刻版の間は3ヶ月しかなく、二股の木が一挙に成長したり、藪が繁ったりするわけがない。 
再刻版は、広重時代の戸塚風景。初版は20年前の江漢時代の風景。
広重は20年の時の経過を忘れて、江漢図をそのままう写してしまい、それを指摘されたので、あとでもう一度戸塚を訪ねて現地風景を正確に写生し直した。
 
  
再刻版の謎(2)
これまでの研究者が、馬から飛び降りる人→馬に飛び乗る人に改定したと考えて、長い間「景気つけ」「気分転換」「縁起かつぎ」・・・など改定の理由をいろいろ議論していたのは慢性的な間違い。

初版・再刻版とも馬から下りる人である。 初版のように進行方向後向きに飛び降りるのは不可能
 再刻版で正しい馬の下り方に修正した。どちらのモデルも北斎漫画(1825)に手本がある。
 
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