岡部のまとめ            まとめ    目次へ
江漢図、広重図とも両側から山が迫る隘路(ボトルネック)を街道と水流が貫通している特殊な地形。

しかも大量の水が流れていることから、山中ではなく、かなり里に降りてきてからの風景である。

該当する場所は極めて限られており、カシミールで探すと、岡部橋からの風景であることが分かる。

(こうした風景はどこにでもあると考えられがちだが、一般には峠になっていることが多く、道は通過できても水流は越えられない。)
実景との比較

江漢図は、山のシルエットだけでなく、山襞まで正確に写生されている。

一方、広重図の山は完全に崩れている。

江漢図が現地風景の正確な写生であることは明らかである。
こうした無名の山を、これほど正確に写生することの方がむしろ異常である。
江漢が写真鏡を使ったことの証拠である。
現地写生場所の紹介

岡部町の郷土資料館(大旅籠柏屋 駐車場レストラン・・あり)から
100m上流の岡部橋
inserted by FC2 system