赤阪のまとめ         まとめ    目次へ                  
広重「赤阪」は江漢図と全く違う図柄。
一見、広重のオリジナルのようであるが、実は2枚の北斎五十三次のコピー
北斎は広重のライバル。定説では、広重が「ライバルの北斎をモデルにするはずがない」ことになっているが、
広重五十三次の中にも北斎をモデルにした箇所があちこちにあることが分かった。  ★新発見である。
モデル1 北斎道中図譜1830 逓信博物館蔵 冊子  ・・・全体構図/屋根の形と描写/縁の下
北斎図は@風呂に入る人 Aあんまをしてもらう人 B寝ころんで本を読む人
広重図は@風呂から上がった人 A呼ばれたあんま B寝ころぶ人
 
モデル2 北斎五十三次(丸枠)御油1820頃  ・・・化粧中の三人の飯盛芸者/布団屏風
化粧中の女性を描いた浮世絵はは多いが、余った口紅を長い手拭いで拭き取る動作を描いた絵は、後にも先にもこの2枚しかない。女性のかんざしもよく似ている。
 
定説に反して、広重東海道五十三次には、各所に北斎がコピーされている。その中でも赤坂は議論の余地のない事例である。
 ほかに、川崎の船頭、戸塚の馬から下りる旅人、御油の留め女
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