古道ハイキング追加資料1                     目次
杉田道  杉田梅林観光の道
金沢道の栗木から杉田に出る古道がいくつかあるが、コースの説明が分かりにくい。
栗木→杉田の「杉田新道」は一番分かりやすいが、大正時代の新道である。

江戸時代の紀行文を見ると、杉田直行ではなく、屏風ヶ浦経由で杉田に向うことが多いので、金沢道から屏風ヶ浦経由で杉田に出る道を紹介しておく。屏風ヶ浦も景勝地だし、梅林もこの付近から始まっていた。
杉田梅林は観光用ではなく、梅干しを作るためのもので広い地域の山に植えられていた。
バス停「関」下車。スーパー銭湯「関の湯」角から上っていくと、尾根道の「森ヶ丘2丁目交差点」に出てくる。
南に200m進み、森ヶ丘の馬頭観音道しるべ(助郷の道で紹介)から細い道を下っていくと屏風ヶ浦駅に出る。

(森ヶ丘付近は道が複雑に交差している。森ヶ丘から三の辻/二の辻/一の辻と下るバス道は、助郷の道で紹介した幕末の新道と思われる。)
屏風ヶ浦−杉田梅林

江戸時代の梅林は残っていない。
妙法寺の梅がその名残とされ、当時の句碑などが多数残っている。

屏風ヶ浦駅−願行寺−杉田駅−東漸寺−杉田八幡−妙法寺−(青砥坂)−梅林小学校
(以下、JRと京浜急行が交差する地点を目標に坂を下り、京浜急行線路に沿って進むと杉田駅に戻る。)

    写真は杉田八幡のカエル狛犬

富岡八幡と富岡芋明神は杉田の先。妙法寺より16号線に出て徒歩30分くらい

浦賀道 
金沢八景からさらに5里。公用荷物は金沢八景と横須賀で中継ぎされた。

田浦/按針塚付近は海岸に山が迫って16号線も京浜急行もトンネルが多く、古道はトンネルの上を通ることになるのでかなりの山道である。追浜駅の手前の地蔵堂には浦賀道の開発で出てきた多数の地蔵が集められている。

梅の季節、田浦梅林(横須賀線田浦駅より20分)を訪ねると、「十三峠」ハイキングの案内板があり、資料も入手できる。
長善寺脇の細い道を登って尾根道に出るコース。)

この「田浦梅林−十三峠−按針塚−逸見(へみ)駅」のハイキングコースが浦賀道の一部である。

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