石仏資料のパソコン化(改訂版) 2005/05/10 大畠洋一 石仏論考目次へ | |
「石仏ライブラリ」を作成するための技術資料。−2001年版を改訂 −−2010/3月 2005版を部分修正 | |
筆者は、数年前から、石仏資料の管理/保存/情報交換(ホームページ/CD配布)のテクニックについて提案し、実用化/問題点を具体的に検討してきた。 「日本の石仏」誌「会員の広場」にも、石仏資料のパソコン化について時々投稿しているが、スペースの関係であまり詳しくは述べられず、読んだだけでは分かりにくいと思う。取りあえず、数ページ程度に概要をまとめておく。 個人的にはすでにテクニックは完成して、情報配布を始めており夢物語ではない。ただし研究者の情報交換が目的なので出来るだけ統一した方式にしないと効率が悪い。 出来上がりについては、大畠のホームページ「石仏ライブラリ」またはCD版の「大畠著作集/石仏ライブラリ」を参照 |
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<考え方の基本> 目的に応じて、次の3つのファイル形式を使い分ける。基本的にはこれで充分である。 @石仏写真その他の画像資料−−−電子アルバム A石仏一覧/総目次など一覧表−−Excelファイル B文章/画像混じりの文章−−−−電子本(HTMLファイル) |
石仏資料のパソコン化 目次 1.電子アルバム 2.Excel一覧表 3.電子本 まとめ/石仏ライブラリの内容説明 |
追記 2010年/3月 |
坂口会長の「日本の石仏」巻頭言と大畠意見 |
予備知識・・・保存/情報交換用のメディアとメモり容量について | ||
2005記事 | 2010/3月現在で修正 | |
3.5"FD (フロッピーディスク) CD (コンパクトディスク) |
1MB (メガビット)
50円 (1MB→1.44MBにup) 700MB 80円 |
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スチックメモリ (USB端子に差して使う。) パソコン内蔵ハードディスク 外付けハードディスク |
128MB 2500円 256MB
3500円 30,000MB (30GB)ギバビット 120,000MB (120GB) |
2000〜4000MB 1200円 1年たつと倍になる 〜100GB 各種 250〜500GBが最小 |
ホームページ (有料/無料) eメールの添付文書 |
10〜20MB 1MB程度が無難 |
「1000MB(1GB)無料」も登場 |
<メモリの解説> 10年前までは、FDが主役だった。 文章中心の書類であれば、FD1枚にA4で200枚くらいは入るので、それで充分だった。 年々メモリが大きくなってきたことで、文章だけでなく画像を保存/情報交換することが可能になり、テクニックが急速に進歩した。 デジカメで撮ったパソコン画面サイズの写真は700KBくらい、FDに入れると2枚しか入らず、これでは実用にならない。 ●石仏写真集豪華本(1万円)でも写真の数は300〜500枚くらいが普通である。 |
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CDの欠点とスチックメモリ (1)コピーではなく、「CD焼き付け」が必要。最近はソフトが良くなり失敗はあまりなくなったが、コピーと較べると、若干のテクニックが必要 (2)一度CDに入れたファイルは「読み出し専用」になり、書き換えできなくなるためにトラブル原因になる。(CD→パソコンにコピーしても、read onlyが残る。解除するためのテクニックが必要。) スチックメモリには以上の問題がない。急速にメモリ容量が大きくなり、値段も下がっているので、今後の情報交換の手段に使えそう。 (CDより高いので、配布用には使えない。データの伝送用である。データをスチックメモリに入れて郵送し、相手のパソコンにコピーしてスチックを郵送返却して貰うなど。) |
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パソコンやハードディスクのメモリが急速に巨大化−−画像の時代から動画時代へ移行。 デジカメの写真を貯め込むだけなら、5GBもあれば十分で、120GBハードディスクは写真を貯め込むだけでは、一生かかっても使い切れない程大きい。(120GBより小さいハードディスクは、すでに店に売っていない。) |
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ホームページの写真サイズ ホームページのメモリは10〜20MBと意外に小さい。 初期には、伝送スピードが遅いという制約があったこともあり、ホームページでは大画面の写真は使えないというのが常識であった。 しかし最近は、ADSLの普及で、伝送スピードが大幅に改善され、ホームページでも意外に立派な写真が見られるようになりつつある。 |
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右図はホームページから借用 北条の謎の五百羅漢 (52B)−兵庫県加西市北条町 雑誌の白黒写真などよりはずっと鮮明である。 今後、大画面写真もホームページ上の情報交換に充分使えると思う。 ★朗報 無料ホームページ1GB(1000MB)も登場。 メモリーサイズからの制約なし。 |
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今までのホームページ写真のサイズ
25B (「国東半島の庚申塔」より) |
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2010/3追記を参照 |