3.文章ファイルおよび文章と画像の混じったファイル パソコン目次に戻る |
3−1.テキストファイル |
ワープロで文章を作ることが多いが、「印刷で終了」とせず、パソコンやFDに保存しておくべきである。テキストファイルに変換して保存しておくと、後日有効に使える。
●パソコンのワープロ文書−−−名前を付けて保存−ファイルの種類「テキスト」 1)テキスト資料(文章だけの資料) 印刷物からテキストファイルを作るには、OCRソフトを使うことになるが、前記のように1%以上の変換ミスを含むため、校正に時間がかかる。テキストファイルを保存してあれば、手間がかからない。 ●「日本の石仏」誌について提言 |
テキストファイルは、どのパソコンでも一応読めるが、そのままでは大変読みにくい。 読むためには、次の3−2のような加工が必要である。 ○石川博司氏から、専用ワープロから変換したテキストファイルのFDを度々頂いた。 1)非常に多くの改行マークが入っており、除去するのが大変。改行マークをソフトを探して成功した。 |
3−2.電子本−文章と画像を組み合わせた資料−(HTMLファイル) |
画像と文章を組み合わせたHTMLファイル(ホームページ用のファイル)で配布すると読みやすく、また配布が便利である。インターネットではなく、FDやCDで配布する場合をここでは「電子本」と呼んでおく。 ホームページ用のHTMLファイルは、どのパソコンでも読めるようになっているので共通用語である。 電子本の作成実務 これまで30枚ほどのカラー写真(カラーコピー)を含む80〜100ページ程度の小冊子を作り、研究報告や石仏資料として希望者に配布していた。 HTMLファイルに画像を入れるとき、IBM→JPEGの変換が行われる。JPEGファイルでは圧縮率(50%〜6%)の指定が出来る。FPExpressを使うと、ぎりぎりの圧縮率(10%?)が自動適用されるため30〜60枚もの写真がFDに収まるのである。 HTMLファイルは、読むのはやさしいが、作り方がむつかしいのが難点。「ホームページの作り方」という名前の本が多数出ているので、これをマスターする必要がある。 |
HTML作成ソフト ●IEの付属ソフト Front Page Express がWindowsに入っている。(無料) これで一応HTMLファイルが作れる。(Manualが劣悪で役に立たないのが難点。) ホームページを探すと、ボランティアによる使い方指導ページがある。 ●市販ソフト IBM社の「ホームページビルダー」が標準 (1万5千円くらい) パソコンに、ホームページビルダーが添付されている場合もある。 |
電子本の作り方 「ホームページの作り方」本やソフトでは「見栄えのよいホームページを作る」ことに重点がおかれているが、実用本位の電子本では別に見栄えを気にする必要がない。 基本操作:表を挿入して作っておき、表の枠(セル)に「アルバムの画像」「テキストファイルの文章」をコピーで貼り付ける。 |
電子本の応用 FD1枚に「写真30〜60枚+80〜100ページ」の内容が収まることが分かったため、これまでの小冊子の代用という新たな用途が開けた。 (これまでHTMLファイルはホームページ用としか考えられていない。ささやかながら筆者の「発明/発見」である。) FDのコピーと配布はきわめて簡単。またもらった先が更にコピーしてネズミ算式に普及するのも簡単。(これまでの小冊子だと1日2−3冊しか作れないし、郵送料も大変。) 「研究発表や論考」の媒体。また定年後の「自分史」「人生の思い出」の自費出版の代わりにも使える。読んでもらいたい人のグループや地域が限られている場合、不特定多数を対象としたホームページ公開よりもFD版「電子本」の方が適しているような気がする。 |