55京都 5.広重の険しい山        5   まとめ   目次へ
広重図の背景の山は、京都西側の険しい山々(嵐山、鞍馬山、愛宕山)だが、これらの山は三条大橋からは見えない。
広重が想像で創り上げたものである。 広重はどうやって険しい山を創ったのか。
(1)広重図の手前の山は、江漢図の山(大文字山)をほぼそのまま持ってきたらしい。
 
(2)広重図の後方の山は、伊勢参宮名所図会の山をネガポジ反転したものらしい。
広重「京都」の山から、@江漢図がモデルであること A広重は京都を何も見ていないこと があらためて確認出来る。
inserted by FC2 system